[ STAFF ]
ついに初優勝を成し遂げて今の率直な気持ちを教えてください。

[ DAICHI ]
率直にめちゃくちゃうれしかったし、本当に幸せだった。

[ STAFF ]
ONE’Sが始まった6年前の当時から出続けてきましたが。

[ DAICHI ]
そうですね。本当にやっと、という感じです。ちなみに初めて
ONE’Sが開催された時の第一回ONE’Sに出て優勝してるんですよ。
そこからようやく優勝を勝ち取ることができて本当に嬉しいです。

[ STAFF ]
FINAL一回戦のSAYEN戦を振り返ってみてどうでしたか?

[ DAICHI ]
今までやってきたONE’S FINALで、全て一回戦負けだったので
とにかく一回戦目がプレッシャーだった。でもSAYENとは、今年の
CONTEST JAPANが終わった後も一緒に駅前で練習したし、前の年の
春キャンも来てたから元々仲が良くて、変に気負う必要も無く、
いつもより楽しんで自分らしく戦えたから一回戦目はSAYENで
良かったと思ってて、SHO-ICHIやTMYさんがいる方を選んでたら
、逆に「絶対に勝たないと」っていう気持ちが出ちゃいそうで…
そういうのが無かったから良かったなと思ってます。
[ STAFF ]
勝たないと、という気持ちは持たないようにしていた?

[ DAICHI ]
勝とうとするとダメなタイプなんだって今回のFINALで思いました。自分らしく楽しく跳ぶっていう方がプレッシャーも感じないし楽なんですよね。

[ STAFF ]
普段行っている練習はワンズのために頑張っていたのか、それとも単純に上手くなりたいから、どちらでしょうか?

[ DAICHI ]
僕は自分でショーケースの中でやるパフォーマンスや動きが決まっているフリをするよりも、その場の即興でやるバトルみたいなの方が見てる人を惹き込める力を持ってると思ってたから、やっぱりフリーロープする場っていうのは自分の居場所だと思ってたし、自分をもっと良くしたい、かっこよくしたい理想に近づけたいっていう思いをずっと持って毎年毎年やっていたから、そういう意味では自分の目指すところは結局ワンズなのかなっていう感じですかね。
毎年、去年の自分が良いなと思っても、次の年は失敗してもいいから去年と同じDAICHIでいないようにしようって毎年思い続けていて、常に変化し続けてどうなってもいいから去年と同じ自分で居続けないようにしようって思ってた。

[ STAFF ]
SHO-ICHI戦を振り返るとどうでしたか?

[ DAICHI ]
正直、バトルの運が自分に傾いたのかなっていう感じでした。SAYENからの連戦だったっていうこともあって体力も切れてたし気持ちも途切れてたし、ちょっとやばいなーっていう状態でバトルが始まったんですよね。ただSHO-ICHIもバテていたのかミスがあったりで。結果的には勝てたけど準決は自分の中では一番反省が多かったです。ONE’S FINALの鬼門だった一回戦を勝ち上がってちょっと気が緩んでたのかもしれないですね(笑)
[ STAFF ]
KO-YA戦はどうでしたか?

[ DAICHI ]
KO-YAさんまずその日LAST ONE CYPHERから上がってて本戦でKEITAにも勝ってて、その時点でまず相当調子良いわけじゃないですか。しかもKEITAの時とかもかなりバトルモードに入ってたし、自分もそれに乗っかると飲まれる可能性があったから自分のペースでいこうと決めていましたね。一回冷静になって、勝ちたいって思うんじゃなくてそのバトルを楽しもうって決めてバトルに挑んだ結果決勝は自分的にはいい動きが出たと思うし、いつも通りの今季の自分を出せたのかなって思います。いや、それでもかなり熱くなっちゃいましたけどね(笑)自分のスタンスと、KO-YAさんの熱さが上手いぐらいに持ち上げてくれていいバランスで気持ちを上げれたんだと思ってます。
[ STAFF ]
今回決勝を初のセコンドありの形式で行ったがどうでしたか?

[ DAICHI ]
本当にあれ良かったです。あれがなかったら勝ててなかったぐらい良かったです。
自分のダブルダッチに対する接し方の話になるんですけど、自分はサラリーマンだしダブルダッチシーンに恩返しできることや下の子達にできることって何だろうって考えた時に「自分が動くこと」だと思って、去年今年は色んな所に行ってWSさせてもらったし、色んな子達と交流して自分の持っているものを伝えて、っていうのをやってきました。人に何かを伝える立場である以上やっぱり自分が説得力のあるプレイヤーでい続けたいと思ってて、色んな場所に行って色んなことを伝えるけどそれをちゃんと背中で見せれる人間でありたいって自分の中に持ち続けてきたことだったから、全国色んな場所に行った時に教えた子たちが僕の後ろに付いてくれて、その子達の目の前で自分の持っているものを全部出しきって優勝っていう結果を持ってみんなにそれを見せれたっていうのが、ダブルダッチを今までやってきた人生の中で最高に良かったって思えた時間でした。10年近くダブルダッチをやってきて、こんなにも自分がやってきたことと結果とがこんなにもリンクしたのが初めてだったから決勝戦の舞台は本当に幸せでしたね。
[ STAFF ]
勝敗が決まった瞬間流した涙には、そういう各地の子たちの想いも含まれていたんですね?

[ DAICHI ]
もちろんです。プレッシャーもあったし、今までずっと挑戦してきたし、そのために練習もたくさんしてきたし、自分の戦えるものってやっぱりONE’Sだったし。勝つことが目的では無かったけどずっと毎年一回戦で負けてめちゃくちゃ悔しい想いをしてきたから、優勝した嬉しさとそれを見届けてくれた人がたくさんいてくれたっていうのが相まって泣いちゃいましたね。

[ STAFF ]
この人とバトルしたかったとかはありますか?

[ DAICHI ]
いってもみんなバトル一回はしたことあったし、それをあえていうなら海外の人とバトルがしたかったってのはあったのでSAYENと戦えたのはよかったなって思います。
あとはTMYさんとKEITA。この二人は倒すべしと思ってたから戦ってみたかったなって思ってたかな〜。二人とも勝ち星が少ないし、KEITAに関してはたぶん予選含めて一回も勝ったことがないと思います。そもそもバトルした回数も多くないんですけどね。

[ STAFF ]
優勝した今年の1年はどう気持ちで過ごすか。

[ DAICHI ]
変わらず今持ってるものを人に伝えていくっていうことは続けていきたいし、関東以外の遠く離れてる地でやってる人ともっと交流したい。
やっぱりこれがダブルダッチの業界に対する僕なりのやり方なのかなって思うんです。
個人としては、こうなりたいという理想とはまだほど遠いから、もっとそれに近づくためにもっといろんなことにチャレンジしていきたいです。
ダンスもそうだし、新しい自分をどんどん発見したい。そう考えると基本は今までと同じスタンスで過ごす感じになるかなって思います。まだまだ今に満足していないのでそれを追い続ける1年って感じですね。

[ STAFF ]
DAICHIにとってONE’Sとはどういう大会でしょうか?

[ DAICHI ]
難しい質問ですね(笑)そもそも僕はONE’Sはバトルの場とはあまり思ってないです。もちろんバトルはしてるんだけど、結局自分自身の表現の魅せ合いだから、その人の経験とか生き方とかが自分の頭の中でイメージになってそれが体を通して外に出るものだと思ってるから相手を見ればその人が素敵な人だったら良い動きを出してくるし、そういうのを自分も受け取りたいし相手に発信したいです。やっぱりいいものが伝わった人が勝つイベントだと思うし、だから自分もいいものを伝えられる人になりたい。ONE’Sはそういうのを魅せ合う場っていうイメージですね。
[ STAFF ]
深いですね。話が大きくなりますが、シーン全体を見て今思うことはありますか?

[ DAICHI ]
ん〜、国際大会や世界大会があったりしますが、もっともっと海外勢が出てこれるシーンになっていったらいいなって思います。やっぱりまだまだ日本が一番盛んなイメージがあって。もっと海外に上手い人が埋もれてるかもしれないし、もっとそういう人たちを引っ張ってきたい。あとは国内でやっている子達に向けてっていう感じになるかもしれないですが、さっきの繰り返しになるけどパフォーマンスって頭の中で考えたものを外に出すっていう作業で、それを考えるのは自分の頭の中で、その頭の中の考えが面白くなればショーは面白くなるわけで。で、その考えやアイデアが面白くなるかどうかはその人がどう生きたかとか、何を見てきたかとかがショーの面白さにつながると思うんです。今の大学生と一緒に練習したりすると、真面目だなって思うことが多くって。Youtubeとかですぐにかっこいい人やすごいパフォーマンスが見れたりする中で、これが良いんだこれがお手本なんだって思い込んでる子が多くなってるかなと。で、自分はこんなのできないって勝手に決めつけて伸びしろを自分で無くしちゃってる。本来自分を表現することに正解は無いのに。そういう観点に色んな人が気付けばもっとダブルダッチのパフォーマンスって幅が広がるなって思うので、もっと遊んでほしいし、人と比べないで人に魅せて伝わるかどうかっていうところを大事にしてほしいし、そうやって自分たちがやってるダブルダッチを楽しんでほしいなって思います。いろんなパフォーマンスを見てみたいし自分も刺激を受けたいですね。

[ STAFF ]
このインタビューを見てる人へ一言お願いします。

[ DAICHI ]
みんな素敵な人間に、魅力的な人間になろう。それが良いパフォーマンスを生むし、色んな所にいって色んなものを見ないとできないことだから、いろんなことを経験してほしいです。
あとは、自分自身ダブルダッチをいつまで続けられるかわからないから、一緒にやってみたいと思ってくれる人がいたら全国どこでもいいから今すぐにでも声をかけてほしい。遠いとか関係無くどこにでも行くので。それで実際に話して刺激を受けてもらって素敵なプレイヤーになっていってくれたらダブルダッチは自然に広まっていくんじゃないかなって思うんですよね。

[ STAFF ]
では、最後に何か伝えておきたいことはありますか?

[ DAICHI ]
応援してくれた方々、本当にありがとうございました!決勝で勝てた一番の理由はセコンドのみなさんがいたからです。かなり支えになりました。今年も変化し続けるために頑張ります!

[ STAFF ]
貴重な話を聞けました。ありがとうございました!